JACARANDA WINES
完全オーガニックのガレージワイナリー
ジャカランダ・ワインズの畑は3haのみ。収穫、醸造、打栓まで全てハンドメイドの 完全オーガニックのガレージワイナリーです。 当主のルネ・ライザーは異色の経歴の持ち主。オランダで生まれ育った後、中国で エンジニアとして働きますが、心機一転、南アフリカに移住しワインエージェント として自らの好きなワイン業界へ飛び込みました。ただ、彼の本当の夢はただ単に ワイン業界に携わることではなく、自らワインを造ることでした。南アフリカに移 住して10年、フランス、ローヌ・バレー北部によく似たテロワールを持つウエリン トン地区の畑を買取り、念願のワイナリーを設立。夫婦で切り盛りしつつ、最高の ワインを目指し始めました。 土壌は花崗岩が主体で、山と谷が織りなす複雑な地形。ケープのワイン産地の中で は内陸に位置し、昼夜の温度差が大きい環境は、シラーなどといったローヌ系品種 に好影響を与えると話します。収穫量は6～8t/haと少ないですが、それは気温の低 い早朝にハンドピッキングし選果にもこだわっているため。そして、彼は発酵期間 の約2週間、ほぼワインに付きっきりとなります。温度コントロールシステムのな いステンレスタンクで造るため、寝ない夜もあると言います。 努力という言葉を通り越し、粉骨砕身と言えるそんな彼が造るワインは、葡萄の個 性が一見力強くも感じられるものの、よく味わうと口中に感じる一つ一つのエレ メントがとても繊細。それらが幾重にも折り重なっているために一瞬強く感じる だけなのだと解かります。これこそ彼でしか造れないワインと言えるでしょう。
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