フランス・ロワール地方原産の白ブドウ品種で、世界中で高く評価される多用途な白ワインの原料です。冷涼な気候を好み、酸が非常にしっかりとしているため、辛口から甘口まで幅広いスタイルのワインが造られます。特にロワールのサヴニエールやヴーヴレ、ミュスカデ地区などで伝統的に栽培されており、テロワールを反映した複雑な味わいが特徴です。
香りは青リンゴや洋ナシ、白桃、アカシアの花に加え、ハチミツやトースト、ナッツ、ミネラル感のある土壌香など、多彩で豊かな表現力を持っています。冷涼地域ではシャープで生き生きとした酸味が際立つ辛口ワインとなり、熟成するとハチミツやドライフルーツの香りが増して甘みとのバランスが絶妙なワインへと変化します。
シュナン・ブランは醸造の柔軟性も高く、ステンレスタンクでフレッシュに仕上げるスタイル、樽発酵やシュール・リー熟成によって厚みや複雑さを加えるスタイル、さらに遅摘みや貴腐ワインに用いられる場合もあります。そのため、辛口の食前酒からリッチなデザートワインまで幅広く楽しめます。
世界的には南アフリカでも多く栽培され、「スティーン」と呼ばれる品種名で親しまれています。南アフリカのシュナン・ブランは、フレッシュで果実味豊かな辛口から、樽熟成によるコクのあるスタイルまで多様で、国際市場でも高い評価を得ています。食事との相性も幅広く、魚介類や鶏肉、クリームソース料理、アジア料理などさまざまな料理に合わせやすい万能白ワインとして人気があります。
0 products