日本ワイン

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      歴史

      日本ワインの歴史は、明治時代に本格的な幕を開けます。1870年代、政府主導の殖産興業政策のもと、山梨県を中心にブドウ栽培とワイン醸造が導入されました。1877年には山梨の青年がフランスへ留学し、近代的な醸造技術を学んだことが、日本初の本格ワイン造りにつながります。しかし当初は日本の多湿な気候や食文化との違いから普及は進みませんでした。
      20世紀前半は甘味果実酒が主流となり、ワインは嗜好品として限られた存在でした。転機となったのは1970年代以降で、食の欧米化とともに辛口ワインへの関心が高まり、甲州種を用いた軽やかな白ワインなど、日本の風土に適したスタイルが模索されます。1990年代以降は小規模ワイナリーが各地に誕生し、北海道、長野、山形など冷涼地域での栽培も拡大しました。
      2018年には「日本ワイン」の表示基準が法制化され、国産ブドウ100%のワインのみが名乗れるようになります。これにより品質志向と産地意識が高まり、日本ワインは国際コンクールでも評価される存在へと成長しています。

      気候、地理

      南北に長く山がちで海に囲まれた国土に強く影響されています。日本はモンスーンの影響を受ける温帯湿潤気候で、夏は高温多湿、梅雨や台風による降雨量の多さがブドウ栽培の大きな課題となります。そのため、古くから水はけの良い扇状地や傾斜地が選ばれ、棚仕立てなど雨を避ける独自の栽培方法が発達しました。
      地理的には山梨県甲府盆地が代表的産地で、昼夜の寒暖差と火山性土壌が甲州種に適した環境を提供しています。近年は北海道や長野、山形など冷涼で降雨の少ない地域が注目され、欧州系品種の栽培が拡大しています。北海道は冷涼な夏と長い日照時間、長野は標高の高さによる涼しさが特徴です。一方、九州や中国地方など西日本では温暖な気候を生かした多様な品種が試みられています。
      このように日本ワインは、気候の制約を工夫で克服しつつ、地域ごとの地理的個性を生かした多彩なスタイルを形成しています。

      現在

      現在の日本ワインは、量より質を重視する段階へと明確に移行し、国内外で評価を高めています。2018年に「日本ワイン」の表示基準が法的に明確化され、国産ブドウ100%で国内醸造されたワインのみが名乗れるようになったことで、品質意識と信頼性が大きく向上しました。これを背景に、小規模ワイナリーの新設が各地で進み、北海道、長野、山形、山梨を中心に冷涼な気候を生かした栽培と醸造が発展しています。
      甲州やマスカット・ベーリーAといった在来品種は、軽やかで繊細なスタイルとして再評価される一方、ピノ・ノワールやシャルドネ、メルロなど欧州系品種の完成度も年々高まっています。近年は自然派ワインや低亜硫酸、テロワール重視の造りに挑戦する生産者も増え、多様性が広がっています。
      消費面では、和食との相性の良さが注目され、国内レストランやワインバーでの採用が増加しています。さらに国際コンクールでの受賞や海外輸出の拡大により、日本ワインは「繊細で料理に寄り添うワイン」として世界市場でも存在感を示しつつあります。

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